Cookieによって得た情報を個人が知らないうちに利用され、国として問題となる事件が起こりました。個人情報保護への意識が高まり、Cookieが規制されることとなりました。
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Cookieの規制はいつから始まったの?

皆さん、Cookieについてはもうよく理解されていますか??
Cookieとは、サイトなどに訪れたユーザーの情報を一時的に保管する仕組みのことです。
どのようなものに利用されるかというと、広告配信などのトラッキング技術に利用されていたり、ユーザーのアドレスや訪問回数などを保存したり、企業にとっても個人にとっても今やなくてはならない存在です。
そんなCookieですが、2022年4月より施行されている改正個人情報保護法により規制が始まりました。
現在Cookieの情報の立ち位置は、個人情報ではなく個人関連情報とされていますが、第三者への提供の際の同意や、プライバシーポリシーでのCookieに関する表記が必要不可欠となっています。
ではそもそもCookieの規制はなぜ行わなくてはならないものなのでしょうか。
Cookieの規制どうして必要??
Cookieが規制されるようになった理由としては、Cookieによって得られた情報(ユーザーの購買履歴や趣味嗜好のデータ)を利用することが、個人情報保護法の観点において問題があると考えられたからです。
そのためCookieの仕組みに規制をかけて、個人情報を守ろうという動きが起こっています。
現在Cookieを利用して、顧客に広告配信等を行っている企業は、今後はユーザーのデータを元に広告を配信することができなくなってしまうので、次なる対策を考えなくてはなりません。
実は、このCookieに関する問題が2019年に日本でも起こっています。
リクルートキャリアが、運営するサービス上で就活生のサイト閲覧の情報や行動を分析し、個人の内定辞退率を算出し、その情報を他社に販売する行為が明らかになりました。
この一連の流れは学生に許可を取ることなく行われていたため、結果的に廃止措置が取られています。
この事例が明らかになったことで、日本では国全体での個人情報保護強化の意識が高まる結果となっています。
また海外でも、Cookieを利用された似たような事例が起こっており、日本が行動するよりも先に、アメリカやイギリスなどではCookie に関する規制の措置が始まっています。
まとめ
今回は私たちが普段使用しているCookieが、なぜ規制されるのか?についてのお話をしました。
私たち個人ユーザーにとって、規制自体は使用環境に変化をもたらすものではありません。
しかし、海外だけではなく実際に日本でもCookieが無許可で利用されたことにより問題が起こっています。
そのため規制によって個人の情報を守る役割があるということ、規制を行うのはプライバシー保護の観点から今後更に強化をしなくてはならないということ、このような背景があることを覚えておいてください。
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