Googleマップの圧倒的なユーザー数により、Googleマップ向けの地図エンジンで、検索結果が上位に表示されるための施策=「MEO対策」をしっかり行うと、インバウンド向けの集客にとても効果があります。
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そこで、今回は訪日外国人向けの集客について、MEOがインバウンド対策になるのかを解説いたします。
インバウンドとは
“主に旅行業界・観光業界で使われていた言葉で、簡単に言うと「外国人の日本旅行」(訪日外国人旅行客)という意味です。”
引用:インバウンドとは|意味やアウトバウンドとの違いを徹底解説!
このように、インバウンドとは、「訪日外国人旅行客」という意味合いで使われている言葉で、訪日外国人旅行客に対して集客を行うことを「インバウンド対策」と言います。
訪日外国人の動向、2023年はどうなる?
日本政府観光局によると、2022年10月に日本政府が個人旅行の受け入れや査証免除措置の再開を実施したことにより、訪日外国人旅行客の数が前月の倍以上に伸びたそうです。
しかしながら、新型コロナウイルス流行前の2019年と比較すると5分の1の数に留まっています。
さらに、物価の高騰や人手不足、ウクライナ情勢による飛行ルートの変更により、2019年の訪日外国人旅行客数に戻るにはまだ時間がかかると予想されます。
では、国や地域で見るとどうでしょうか。
日本政府観光局「訪日外客数(2022 年 10 月推計値)」より
2022年訪日外客推移(2019同月比)グラフを見ると、40%以下に留まっている北米、豪州、中東、欧州に対し、東アジア、東南アジアは60%を超えています。
以上のことから、現時点で新型コロナウイルス流行前の状態に戻るのは難しいですが、インバウンド市場は回復傾向にあり、中でも東アジア、東南アジアの回復率が高いということが分かります。
参考:日本政府観光局「訪日外客数(2022 年 10 月推計値)」
MEOとは?
MEOとは、Map Engine Optimizationの略で、直訳すると「マップ検索エンジン最適化」と言い、主にGoogleマップ向けの検索エンジンで、検索結果が上位に表示されるための最適化を行うことを意味します。
別名「ローカルSEO」とも呼ばれ、自店舗を出来るだけ上位に表示させるための対策を行うことを「MEO対策」と言います。
MEO対策では、Googleからの検索評価を向上させ上位表示を目指すために、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に登録されている情報を、いくつかのポイントに沿って充実させるなどの対策を行います。
MEO対策を行うことで、集客率や購買数、認知度などを向上させることが期待できます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
【MEOの基礎知識】MEOとは?何の略?MEOの意味と重要性を解説します
何故インバウンドに効果的なの?
飲食店や宿泊施設などの観光ビジネスと呼ばれる業種が、MEOとの相性が良いと言われている理由を紐解いていきます。
世界のGoogleユーザー数の多さ
現在、世界の検索エンジン市場のGoogle利用率は90%を超えています。
日本の76.44%と比べると、圧倒的に多いのが分かります。
参考:statcounter
旅行系アプリランキング、1位はGoogleマップ
アプリデータ分析を行うapptopia.comによると、2021年に世界で最もダウンロードされた旅行系アプリは「グーグルマップ(Google Map)」で、ダウンロード数は1億600万となった。
引用:旅行系アプリランキング2021、世界トップはグーグルマップ、人気急上昇「ホッパー(Hopper)」は米国OTA1位に
お店探しで5人のうち4人がローカル検索をしている
ローカル検索とは、「渋谷区 ランチ」など、地名や都市を含めたキーワードで検索をする事を言います。
2014年5月にGoogleが公開している記事によると、アメリカのスマートフォンユーザーの5人のうち4人がローカル検索を行っており、あらゆるデバイスでどこでも行われていると言うのです。
更に、ローカル検索を行った人の34%は1日以内に店舗に到着しています。
このように、世界でのGoogle及びGoogleマップの利用率の高さ、およびローカル検索のお店到着率の高さがお分かりいただけたと思います。
訪日外国人旅行客についても、同様にGoogleマップの利用率、ローカル検索の利用率が高いことが予想されますので、Googleマップの上位に自店舗が表示されていると、集客に繋がると言えます。
まとめ
インバウンド対策にMEOが有効ということがお分かりいただけたと思いますが、訪日外国人旅行客に対応出来るよう、店舗で準備を行っておくことも重要です。
複数の言語に対応した店内POPやメニューを作成する、外国語に対応していることをGoogleビジネスプロフィールに掲載しておく、などできる準備は行っておきましょう。