ホテルや旅館等の宿泊施設の集客は、以前は観光ガイドマップや旅行サイトが主流でしたが、現在はSNS・公式webサイト・MEO対策などが主流になっています。
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ホテル(宿泊施設)は、新型コロナウイルス流行という未曾有の事態を経て、その市場が大きく変化しました。
サービスの提供方法やお客様のニーズはもちろん、今はユーザーのほとんどがWEBで情報を収集し予約をしています。
それに伴い集客方法も時代と共に変化しています。
そこで今回は、最新のホテル(宿泊施設)の集客方法について解説いたします。
今までの集客方法と問題点
以前のホテル(宿泊施設)の集客方法は、旅行サイトへの掲載が主流で、観光ガイドマップなどのエリア・都市の情報誌への掲載も活用されていました。
公式サイトではない外部予約サイトはOTA(Online Travel Agent)とも呼ばれ、まだまだ利用しているユーザーもいますが「脱OTA」が進んでいるのが現状です。
<問題点>
① 比較される競合が多く、地域格差がある
② 掲載手数料が高く、低価格競争になりやすい
③ 掲載量が限られ魅力を伝えにくい
最新の集客方法
近年は、スマホの普及、デバイスやメディア・ツールの発展を利用した集客方法がトレンドになっており、特に注目されている3つをご紹介いたします。
【SNSを活用】
TwitterやInstagram・FacebookなどのSNSで投稿をし、宣伝・告知を行う方法で、画像や動画を載せて視覚的に訴求することで集客効果が得られます。
<メリット>
・視覚的に魅力を伝えられ、ターゲット層に合わせたブランディングがしやすい
・宿泊・利用したユーザーが投稿することでも集客につながる
・1つの投稿で反響が出る拡散力がある
<デメリット>
・映える・目を惹くクオリティの高い画像や動画が必須
・SNSの特性やターゲット層のリサーチが常に必要
・集客効果の差が大きい
【公式WEBサイト】
SNSや広告媒体との連携で予約の軸になりつつあるのが、ホテルの公式サイトでの集客です。
<メリット>
・ブランディングがしやすい
・ホテルの歴史やニュース・館内動画などオリジナルのコンテンツで差別化ができる
・公式サイト限定の特典や割引で特別感をアピールできる
<デメリット>
・クオリティの高いサイト作成が必要
・SEO対策が必須(専門知識が必要、且つ、継続的なマーケット解析・対策の実施)
・集客効果が出るまで時間と費用がかかる
【MEO対策の実施】
主に、Googleマップ向けの検索エンジンで上位に表示される対策=MEO対策を行い、集客する方法で、他業種からも注目が集まっています。
中でもホテル(宿泊施設)との相性が良いと言われている大注目の集客方法です。
<メリット>
・ユーザーの目に留まりやすい
・競合が少ない
・集客効果が出やすい
・インバウンド対策にも有効
<デメリット>
・自分たちでやると手間がかかる
・変化するGoogleアルゴリズムに合わせた継続的な施策が必要
なぜホテルや旅館とMEOの相性が良いのか
前述した3つの集客方法の中でも、MEO対策がホテル(宿泊施設)と相性が良い理由を更に深掘りしてみましょう!
『飲食店等と比べて検索結果の表示が異なる』
実は、ホテルなどの宿泊施設は、Googleビジネスプロフィールの結果表示が異なるのです。
◆カフェやレストランの場合:
検索結果には、地図上の位置と口コミ評価、数、ビジネスカテゴリ、提供中のサービスが表示されます。
◆ホテルなどの宿泊施設の場合:
人気のホテル、予算オプション、高級ホテル、キャンセル料無料などの検索項目が上記に表示され、条件を選択して再検索をかけることができます。
『検索条件や表示が細かく、予約に結びつきやすい』
ホテルなどの宿泊施設の場合、利用したい日にちや人数も設定することができるので、ユーザーがそのまま予約がしやすいようになっています。
また、宿泊施設のGoogleビジネスプロフィールは利用料金の表示もされ、他の業種よりも、細かくユーザーに合わせたプランが表示されるようになっているので、条件に合う宿泊先を見つけやすいのもポイントです。
『上位表示数が多く、ユーザーの目に留まりやすい』
検索し表示される数も、他の業種では上位3位までが表示されますが、ホテルなどの宿泊施設の場合は上位4位までが表示されるため、MEO対策を行うことで更にユーザーの目に留まりやすくなります。
まとめ
ホテルなどの宿泊施設では苦難な時代を乗り越え、国内の旅行支援やインバウンドなどで、コロナ前にも増して活気が出てくるはずです。
時代に合った集客方法を知っていただくことで、少しでも多くのお客様に届くよう、自分たちのホテルの魅力を発信していただけたら幸いです。